古文の基礎から日東駒専・関関同立レベルの演習におすすめの教材5冊をご紹介!

逆転合格.com|大学受験勉強法,参考書,大学別攻略情報国語参考書古文の基礎から日東駒専・関関同立レベルの演習におすすめの教材5冊をご紹介!

中堅私大レベルの古文演習を始めるのにおすすめの問題集5冊

大学入試で出題される古文の問題は、古文の基礎知識をそのまま問われるというよりも、本文の中に使われている表現や単語、登場人物の行動や時代背景などが問われるため、読解力が必要です。古文は現代文と違って、単語や文法の知識を使いながら読み取っていく必要があるので、基礎知識を一通り覚えたら読解演習を行うことをおすすめします。

しかし、基礎知識を覚えたあとにいきなり入試の過去問に挑戦しても、難しすぎて学習効率が低くなってしまうので、今回ご紹介するような問題集を解くことで段階的に古文の読解力を身につけていくのが効果的です。

今回ご紹介する5冊は、目指すゴールや現在の自分の古文の実力によって最適なものが変わりますので、ぜひ自分にぴったりの問題集を見つけて、古文の学習を進めていってください。

解説がわかりやすく難易度も易しい『古文上達 基礎編』

最初に紹介するのは、『古文上達 基礎編』です。こちらの問題集は演習形式の問題集の中でも解説がわかりやすいことでおすすめできる1冊となっています。また、難易度も今回ご紹介する問題集の中では簡単な方に位置しているので、古文の実力にまだあまり自信がない人でも取り組みやすい教材です。

内容としては、古文の読解に必要な文法事項を解説した講義形式の部分と、そのポイントを効率的に学べる練習問題の部分に分かれています。また、共通テストから日東駒専・関関同立をはじめとする中堅私大レベルの問題に対応できる力が身につく実戦問題も収録されているので、この1冊をしっかり仕上げれば古文読解の基礎が習得できると言ってよいでしょう。読解に必要な古文常識や文章を読むときのチェックポイントも詳しく解説されているので、古文の問題演習を始めるのに最適な1冊です。

中堅私大レベルの問題演習におすすめの2冊『中堅私大 古文演習』と『古文上達』

次に紹介する2冊は、『古文上達 基礎編』よりも少し難易度の高い『中堅私大 古文演習』と『古文上達』です。この2冊はどちらも解説が詳しくわかりやすく、1冊目にご紹介した『古文上達 基礎編』レベルの問題が解けるようになった人のさらなるレベルアップのためにおすすめできます。

なお、『古文上達』と『古文上達 基礎編』はタイトルが似ていますが、扱われている問題の難易度にはかなりギャップがありますので注意してください。基礎編の方が易しい問題が収録されています。

中堅私大 古文演習』と『古文上達』の2冊を比較すると、『中堅私大 古文演習』の方が易しく、『古文上達』の方が難しいレベル設定です。『中堅私大 古文演習』はタイトルの通り、中堅私大の実際の過去問が掲載されていて、実践的な問題が多く文学史についての問題なども出題されています。

一方、『古文上達』の方は国公立大学の入試問題など、レベルの高い問題や和訳問題が含まれていて、難易度が高い教材です。どちらも解説がかなりわかりやすいですが、ある程度基礎的な演習を積んだあとに取り組むべき内容となっていますので、自分のレベルに合わせて取り組むようにしてください。

難易度は易しいが解説はシンプルな2冊『日東駒専&産近甲龍の古文』と『マーク式基礎問題集 古文』

最後にご紹介する2冊、『日東駒専&産近甲龍の古文』と『マーク式基礎問題集 古文』は、先ほどご紹介した問題集よりも少し易しい難易度の問題が収録されています。ただし、解説はシンプルなので、解説が手厚い参考書でやっていきたいという方にはこの2冊はあまりおすすめしません。

「文法事項や古典常識の基礎知識は一通り理解できているので、あとは基礎的な問題をたくさん解いて演習量を積みたい」という人向けの2冊となっています。2冊のうち、『マーク式基礎問題集 古文』の方は共通テストの過去問よりも少し易しい程度の問題が掲載されているので、簡単な問題を演習したい人におすすめです。

一方、『日東駒専&産近甲龍の古文』の方はタイトルの通り、中堅私大レベルの実際の古文の過去問が演習できる教材となっています。日東駒専や産近甲龍といった私大に合格できる力を身につけたい人は『日東駒専&産近甲龍の古文』から始めるのがおすすめです。

まとめ

今回は、古文の読解演習に役立つ5冊の問題集について、難易度や解説の詳しさごとにご紹介しました。解説がわかりやすいのは、『古文上達』『古文上達 基礎』の2冊です。次にわかりやすいのが『中堅私大 古文演習』となっています。日東駒専や産近甲龍の過去問を解いて演習していきたい人は『日東駒専&産近甲龍の古文』、共通テスト形式でより易しい問題を演習していきたい人には『マーク式問題集 古文』がおすすめです。

ただし、最後の2冊についてはほかの3冊と比べて解説が少ないので、手厚い解説をもとに問題演習を進めていきたい人にはおすすめしません。基礎的な知識は頭の中に入っていて、あとは過去問をたくさん演習していきたいという人向けの教材となっていますので注意しましょう。

古文の問題は、単に知識を暗記しているだけでは解けず、実際に出題される形式に合わせた読解演習が必要になります。今回ご紹介した古文の読解演習用問題集を使って、古文の得点力をアップしていっていただければ幸いです。

受験相談の問い合わせ
受験相談の問い合わせ

記事カテゴリー一覧

逆転合格を続出させる武田塾の勉強法を大公開!
志望校決定から入試当日までこの順番で勉強して、合格を勝ち取ろう!

  • 1.大学の偏差値・入試科目を知ろう!
  • 2.大学別の傾向と対策を知ろう!
  • 3.教科ごとの勉強法を知ろう!
  • 4.各教科、どんな参考書を
    使えばいいかを知ろう!
  • 5.参考書ごとの使い方を知ろう!